情勢についてのニュース

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10月17日   赤十字の建物、誤爆で破壊される
空爆が続くアフガニスタンの首都カブールでは、16日午後、米国の空爆によって赤十字国際委員会の建物が破壊され、警備員一人が負傷したといいます。同委員会は、ジュネーブの本部を通じて米国に抗議。
また、12日のアフガニスタン北部のマザリシャリフへの攻撃では、同市内の市場近くに爆弾が落ち、民間人5人が亡くなりました。
 
11月 1日  乳幼児が被害にあっている事実
10月21日、カンダハル近郊の自宅で1歳の男児が爆撃に遭い負傷。破片が頭蓋骨を突き抜け、脳に突き刺さるという怪我を負いました。調査団として現地入りしている日本の国会議員が見舞ったそうです。男児は29日に手術を受け、一命はとりとめたものの、障害が残る可能性があるとのことです。母親(25歳)も全身に破片が突き刺さって重体。こういった民間の小さな子供やその母親が被害に遭うのは、このケースだけではありません。我々が憎むべきは「テロリズム」のはずではないでしょうか。大切な子供たちを傷つけて、なお、テロが根絶できないという結果はあまりにも悲しすぎるのではないでしょうか。
1歳という乳幼児と母親の生活を断ち切るのが戦争というのは、あまりにも悲しいことです。

アナン国連総長は、30日、冬に備えてアフガニスタンへの人道援助物資の供給ができるように「軍事作戦全体、特に航空軍事行動を早く終結してほしい」と訴えました。冬に備えて、できるかぎり大量の食料を持ち込む必要があるとして、爆撃の一時停止ではなく、終結を求めました。
もうすぐ、厳しい冬が来ます。一日も早く空爆をやめて、国際法にのっとった国連中心の解決の道を選ぶべきではないでしょうか。
 
11月5日  クラスター爆弾について

今回、アフガニスタンに対する空爆で米軍が使用しているクラスター〔集束〕爆弾とは、どのようなものでしょうか。クラスター爆弾にはいろいろな種類がありますが、米軍がアフガン攻撃で使用しているCBU87クラスター爆弾はビール缶ほどの大きさで、明るい黄色の塗装をしています。
 クラスター爆弾は親弾に202個の子弾を内包し、子弾は50〜100メートル四方の区域に散布します。不発率が20〜30%以上と高く、不発弾は人が接触すれば爆発して地雷同様の損害を及ぼします。ちなみに、「人道援助」として投下している食料の袋の色と同じなのです。クラスター爆弾を投下した後でいくら「不発弾に触らないでください」とのラジオ放送を流そうとも、民間の子供たちが不発のクラスター爆弾の犠牲になる危険性がますます高くなっています。〔「ラジオで触るなと呼びかけるのなら落とすな、使うな」と言いたい・・・大江内心の声〕
 10月29日〔現地〕の空爆では、16歳の少年が畑仕事をしていたときに空爆があり、投下されたクラスター爆弾の破片が少年の妹で11歳の少女の右目とお腹に刺さり、5歳の姪が亡くなりました。

 当サイトのあらゆるコンテンツで呼びかけているように、テロ行為という大量殺人は断じて許されるものではありません。9月11日同時テロで被害を受けたニューヨーク市民をはじめ、我々日本人の仲間も多くの被害を受けました。命を落とされた方や怪我をされた方はもちろんのこと、経済的にも大きな痛手となりました。10月のアメリカの失業率は、あのテロ事件が深刻に影響して、0.5ポイント上昇し、5.4%〔約774万1000人〕となりました。テロ事件後、米国内では航空、旅行、ホテル、レストラン業界などで大幅に人員削減が行われています。
そして、なにより、人間としてテロを断じて許せない気持ちは同じです。しかし、憎むべきはテロリスト、もっといえば、テロリズムそのものなのです。決して、一般の市民ではないはずです。
 今後、同じようなテロリズムに対して断固とした対応をするのには、国際法にのっとった国連中心の法による裁きと根本的な解決が必要だと思います。多くの民間の人たち、子供たちや女性、お年寄りなどが犠牲になる報復攻撃は一日も早くやめてほしいと訴えます。
 また、テロ行為を計画する時点で、相手としては報復を予想していたでしょう。同時に自分たちの逃走ルートの確保も万全だったはずです。むやみにじゅうたん攻撃をしていることにこそ、相手側の嘲笑をかっているのではないでしょうか。民間人が犠牲になる人道的に耐え難いような攻撃を続けていることで、国際社会としてもテロを断固糾弾するという立場での国際的結束が揺らいでしまいます。今は、国際社会が一致団結して、テロリズムの根絶に総力をあげるべきでしょう。実際、いくつかの国では、そういった声明を出しています。そういう中で、こういった攻撃の仕方は、決して得策とはいえないと考えます。
 第二、第三のテロを許さないように全世界が団結してセキュリティーの強化をすることと、その上で、落ち着いて相手を捕らえて国際法にのっとった解決を目指すべきなのではないでしょうか。
11月10日  燃料気化爆弾(デージー・カッター)
気化爆弾は米軍が湾岸戦争でも使用した兵器で、その直後にストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が国連の軍縮委員会に対して「非人道兵器」に認定するべきだと働きかけたことのある残酷な兵器。
この爆弾は、爆発の威力そのものも重大であるが、爆発しなくても気化燃料が侵入したところでは、酸素と反応して瞬時に爆発的に燃えるため、呼吸している生物は皆、窒息してしまう。目玉が飛び出したり内臓が破裂したりと正視に耐えない被害が出る。被害は広範囲に及び、気化燃料が及んだところでは、戦闘員・非戦闘員を問わず、あらゆる生物が皆殺しになる、核兵器・生物兵器・毒ガスなどと同様に無差別殺戮兵器である。
 
 
 



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